REACHのSVHCの認可対象7物質(7種類)が公表された。
ECHA(欧州化学品庁)よりSVHCの認可対象物質が勧告されたということなのだが、いろいろなところで含有化学物質調査が行われ始めているようである。
私の会社にもSVHCの調査依頼として数件の調査依頼が来ているのだが、中には、RoHS指令で優先評価物質となった4物質の調査もある。
電機電子業界として気になる物質はフタル酸エステル類のようであるが。
SVHCとして認可対象物質となる予定の7物質のうち、DEHP、BBP、DBPが該当するが、電線やケーブル類に含有されていることが多い。
中には、素材単位でみた時にDEHPが10%以上含有されているという報告も来ている。
また、プラスチックの可塑剤などの用途としても利用されているようである。
RoHS指令とREACHでは法規制への対処方法も、対象の化学物質も違うのだが、なんとなく、混乱している人がいるように思える。
今回のSVHC認可対象7物質(7種類)とRoHS指令の優先評価4物質の話が同時期に出てきたためであろう。
とりあえず、今 注視しておくべきなのはフタル酸エステル類、特にDEHP、BBP、DBPかなと思う。
フマル酸ジメチル(DMF)を含有する製品がEU市場へ輸出できなくなると騒がれている。
フマル酸ジメチルに関する含有物質調査も短期間での対応をお願いするなど、調査依頼が飛び交っている状態。
どうやらフマル酸ジメチル(DMF)を含有することを禁止するEU官報が出たことがきっかけのようである。
フマル酸ジメチルの含有禁止が2009年5月1日からなので特急で調査をお願いしたい、と、私の会社にもやはりフマル酸ジメチル含有調査依頼が来ていた。
フマル酸ジメチル(DMF)とはCAS番号624-49-7の物質。
そもそもは防カビ剤、殺菌剤などとして使われている物質のようであるが、電気電子製品では輸送用の梱包材に含有させている場合があるらしい。
輸送用の梱包材といっても、シリカゲルに付着させているケースがあるらしいとの情報は得たが、他の、例えばダンボールなどに含有されているという情報は入っていない。
まだ情報が入らないだけか、そもそもフマル酸ジメチルを含有させているケースがないということなのかはまだはっきりしないが。
最近の数ヶ月は含有物質についての調査に特急対応というものがなく、そこそこ落ち着いているようだったが、GW前にして大騒ぎしているところである。